BPM
(音楽関連)
Beat Per Minuteの略称。
1分当たりに並べられる拍数のことで、テンポを表す単位である。
→テンポ
CC
(DTM関連)
Control Changeの略称。
→コントロールチェンジ
CUI
(情報関連)
Console User Interfaceの略称。
文字媒体でコンピュータを操作する手段。
要するにDOSプロンプトとか。
DTM
(DTM関連)
Desk Top Musicの略称。
主として、コンピュータ類を利用して演奏させる音楽を表す。
FIFO
(情報関連)
First In First Outの略称。
リソース管理の仕様で、先に確保した方を優先して解放する形を示す。
→LIFO
→リソース
FILO
First In Last Outの略称。
意味はLIFOと同じ。
→LIFO
GUI
(情報関連)
Graphical User Interfaceの略称。
視覚的にコンピュータを操作する手段。
要するにウィンドウシステム。
LIFO
(情報関連)
Last In First Outの略称。
リソース管理の仕様で、後に確保した方を優先して解放する形を示す。
Googleで見たところ、日本ではLIFOの方が多いが全世界ではFILOの方が多い感じ。
→FIFO
→リソース
LILO
(情報関連)
Last In Last Outの略称…なんだが、普通はFIFOの方を使う。
LInux LOaderとかぶるし。
→FIFO
MIDIキー
(DTM関連)
ノートナンバーと同義。
MIDI規格では、0~127までの128段階と決められている。
普通は発音させる音階を指すが、ドラムセットでは音色を割り当てている。
このあたりの違いは音源の設計に依存するため、はっきりとした定義はないが、シーケンサにおいては便宜上、音階と同じ扱いとしていることが多い。
MIDIチャネル
(DTM関連)
MIDIディヴァイスが一定の機能を並列的に管理するために扱いを分離したもの。
1ディヴァイスにつき16のMIDIチャネルがある。
音源によっては16より多いチャネル数のものもあるが、実際は複数のディヴァイスを内包する形。
MIDIチャネルに関わる機能は、当該MIDIチャネルを介して発音している音全てが影響を受ける。
→MIDIディヴァイス
MIDIディヴァイス
(DTM関連)
MIDI規格に準拠した装置。主として音源を指す。
MIDI規格では1つのディヴァイスで分けられるMIDIチャネル数は16と決まっている。
このため、より多くのチャネル数をもった音源はたとえ1台でも複数のディヴァイスとして扱う。
→MIDIチャネル
NRPN
(DTM関連)
NonRegistered Parameter Numberの略称。
コントロールチェンジを拡張し、より多くの機能を定義したもの。
CC#99,#98で機能を選択し、CC#6,#38で設定するという少し複雑な仕様になっている。
これはMIDI機器側で勝手に拡張していいものらしいが、少なくともGSとXGでは大まかながらも互換性があったりする。というか、XG側がGSのNRPNに準拠しつつ拡張したのだが。
→コントロールチェンジ
→RPN
RPN
(DTM関連)
Registered Parameter Numberの略称。
コントロールチェンジを拡張し、より多くの機能を定義したもの。
CC#101,#100で機能を選択し、CC#6,#38で設定するという少し複雑な仕様になっている。
NRPNとの違いは、MMAとAMEIの合意をもって標準化されたものであることで、いくつかのRPNについてはGMでも実装が義務付けられている。
→コントロールチェンジ
→NRPN
SMF
(DTM関連)
Standard MIDI Fileの略称。
MIDIに送信するデータ形式をもとにシーケンス機能を持たせた簡素なシーケンスデータ形式。
SysEx
(DTM関連)
System Exclusiveの略称。
SysXなどと略したりする場合もある。
こっちは掲示板なんかで"SEX"が禁止ワードになってて引っかかるようなトホホな状況にも対応可(ぷ
→システムエクスクルーシヴ
アフタータッチ [after touch]
(DTM関連)
→プレッシャ
インポート [import]
(情報関連)
輸入。
本来アプリケーションで使用できない形式のデータを、使用できるように変換しつつ入力すること。
→エクスポート
ヴェロシティ [velocity]
(DTM関連)
ノートの強弱を意味するパラメータ。ノートオンヴェロシティとノートオフヴェロシティがあるが、一般的には前者を指し、音の強さを意味する。後者はあまり使われていないが、ゆっくり音を消すといった動作を反映させるには重要なパラメータである。
→ノート
ヴォルフ [Wolf](独)
音律操作によって生じる非純正な音程差。
Pytagolusに設定し、余りの5度音程D#A#を和音で鳴らしたときの強烈な唸りを狼の咆哮に喩えたことから。
→音律
ヴォリウム [volume]
(DTM関連)
音量を変化させるためのコントロールチェンジ。
CC#7に割り当てられている。
一般的には、エクスプレッションと同じ効果を持つ。つーか、両者の効果に違いがある音源なんか知らん。
→コントロールチェンジ
→エクスプレッション
エクスプレッション [expression]
(DTM関連)
音量を変化させるためのコントロールチェンジ。
CC#11に割り当てられている。
一般的には、ヴォリウムと同じ効果を持つ。つーか、両者の効果に違いがある音源なんか知らん。
一応、こっちは抑揚という定義付けではあるが。
→コントロールチェンジ
→ヴォリウム
エクスポート [export]
(情報関連)
輸出。
本来アプリケーションで使用できない形式(インポートで使用できるものを含む)のデータに変換しつつ出力すること。
→インポート
エルミート補間 [hermite interpolation]
(数学関連)
隣接する2つの値の他、両地点での変化量を考慮して変化速度を加減しながら補間すること。
多くの地点を介する連続曲線を比較的高速に計算する手段として使われる。
→補間
エンヴェロープ [envelope]
(DTM関連)
ある種のパラメータを自動制禦する手法のひとつ。
DualMusikでは、拡張コントロールによりアタック,ディケイ,リリースの3ステージによる制禦を行う。
詳しくは拡張コントロールを参照。
また、一部の音源ではコントロールチェンジやNRPNにて音色のエンヴェロープを調整できるものがある。同様の手法だが内容は別物であるため、その詳細は音源のマニュアルを参照。
→コントロールチェンジ
→NRPN
音律 [temperament]
1オクターヴを構成する音の音程差を割り当てたもの。
現代音楽において一般的な12平均率は5度音程の比率が凡そ1:1.4983(2の7/12乗)であり、和音にしたとき音波が歪んでしまう。この歪みをなくすため、純正5度(2:3),純正長3度(3:4),純正短3度(4:5)などを基準にして各音の音程を決めていく。ただし、全ての音程を純正にすることができず、修正によって生じた余りは他の音程に上乗せする形となる。このため、設定した音律は万能に使えるわけではなく、演奏する曲に依存する。
因みに、GSやXGなどの一般的なMIDI音源では音律をセント単位で調整する。このため、純正に近づけることはできても厳密に合わせるのは不可能。それは承知しておくべし。
→セント
クランプ [clump]
(数学関連)
数値を決められた範囲内に制限すること。
この範囲から外れている値は、範囲内に収まるよう強制的に修正される。
例えば、{1,3,6,10,15,21}を 5~15 の範囲にクランプすると{5,5,6,10,15,15}として扱われるようになる。
ゲートタイム [gate time]
(DTM関連)
ノートに付加する情報で、音符の長さを実際に発音する時間に修正するための値。
DTMでは、元の長さに対する割合で指定するものが多い。
DualMusikでは、これに加え絶対時間単位での加減もできるようになっている。
→ノート
コメントアウト [import]
(情報関連)
プログラミングにおいて、コメント(またはリマーク)記述書式の性質を利用してコードの一部をコメント化し、そのコードの処理を一時的に無効化すること。
DualMusikでは '/' から行末までがコメントとして扱われる。これにより、任意のMML間に '/' を埋め込むことで、そこから行末までのMMLが無効化される。元に戻したいときは'/'を除去するだけで復活できる。
コントロールチェンジ [control change]
(DTM関連)
MIDIチャネルはCC#0~127まで128種類(狭義にはCC#0~119までを"コントロールチェンジ",CC#120~127を"モードメッセージ"[mode message]と呼ぶ)の機能(未定義なのもあるけど)をもち、これに対して0~127のパラメータとともにMIDIに送信することで操作することができる。
これらの機能は音源によって実装の有無こそあるものの、機能の内容自体はMIDI規格で決まっている。このため、MIDI規格に準拠するならば、たとえ未定義の部分でも勝手に独自定義してはならない。
→MIDIチャネル
再入 [reenter]
(情報関連)
構造化プログラミングにおいて、他のモジュールを経由して同じモジュールの入口へ多重に入ること。
通常、モジュールの処理は入口→処理→出口の組み合わせで成り立っているが、これに逆らって出口に行かず同じ入口に入れるような設計だと不具合の原因となる。ただし、入る回数が有限で且つ入った回数だけ確実に出口へ出るように保証されたプロセスなら、それは正常なプログラムである。
→再起呼出
再起呼出 [recursive calling]
(情報関連)
構造化プログラミングにおいて、他のモジュールを介さず同じモジュールの入口へ多重に入ること。
これにより永久に入口へ入り続ける可能性が少しでもあれば、不具合の原因となる。ただし、入る回数が有限で且つ入った回数だけ確実に出口へ出るように保証されたプロセスなら、それは正常なプログラムである。
→再入
シーケンス [sequence]
(情報関連)
順序付けられたもの全般を指す。
DTMにおいては、時間軸に関連付けたデータの集合体を指す。
システムエクスクルーシヴ [system exclusive]
(DTM関連)
MIDIにおいて、音源に依存する特殊な機能を使うための送信用データ。
かなり複雑怪奇な仕様であり、使用には音源のマニュアルを熟読する必要がある。
ステップ [step]
(DTM関連)
テンポと分解能によって決まる相対的な時間単位。
→テンポ
→分解能
スプライン補間 [spline interpolation]
(数学関連)
隣接する2つの値とは別に制禦点を定義し、それらを通るべくした曲線で補間すること。
広義には制禦点を必ず通るとは限らない。別の解釈で制禦点を使う計算法もある。直線状態から半分だけ制禦点に寄らせるベジェ[bezier]補間もまたスプライン補間の一種である。
狭義には制禦点を必ず通る計算法で、"自然スプライン"[natural spline]と呼んで区別することもある。
DualMusikでは、隣接する2つの値のちょうど真ん中に制禦点を1つだけ定義する極めて簡素な自然スプラインを採用している。
→補間
セント [cent]
(DTM関連)
1/100を表す係数っぽい単位。一般的には1ドルの1/100を指すが、DTMにおいては主に半音の1/100を指す。また、処理系によっては半音の1/128を指すこともある。
テンポ [tempo]
(音楽関連)
リズムのスピードを表す単位。元は伊語で、英語の"time"に相当する。
特定の長さ(4分音符が一般的だが、そうとは限らない)の音符が1分間にいくつ並べられるか(BPMともいう)という表し方が一般的。
DualMusikにおいては、1分間に並べられる4分音符の数か、1ステップにかかる単位時間(1/256000秒)で表す。
→BPM
→ステップ
トラック [track]
(DTM関連)
単一のシーケンスにおいて、複数のパートを同時進行させるために時間軸を分けたもの。
→シーケンス
ニブル [nibble]
(情報関連)
1バイトの半分に相当する情報量の単位。一般的には、1ニブル=4ビットである。
→バイト
→ビット
→ワード
ノート [note]
(音楽関連)
音楽においては、主として音符を指す。
ノートナンバー [note number]
(DTM関連)
→MIDIキー
バイト [byte]
(情報関連)
プロセッサが一度に扱うことができる情報量の最小単位。
一般には1バイト=8ビットと決められているが、実はそうとも限らない。希少ながら、1バイト=8ビットではない環境も存在する。とはいえ、一般的にはそのような環境は全く無視されているため、特に断り書きのない限り1バイト=8ビットとみて差し支えない。厳密に扱う必要性が生じる場合は8ビットに相当する単位量として"オクテット"[octet]が代用される。
→ニブル
→ビット
→ワード
バンクセレクト [bank select]
(DTM関連)
プログラムチェンジを拡張するためのコントロールチェンジ。
CC#0とCC#32に割り当てられていて、両方をフルに使えば2097152種類の音色を定義できる。
実際にはそんなに詰め込まることもなさげで、元プログラムチェンジの音色に関連したものを別バンクに定義するといった使われ方がなされている。
→コントロールチェンジ
→プログラムチェンジ
パンポット [panpot][pan]
(DTM関連)
音の定位を変化させるためのコントロールチェンジ。
CC#10に割り当てられている。
大抵の音源では0が左,64が中央,127が右となっているが、CM-64のように左右が逆になっている音源もある。
→コントロールチェンジ
ビッグエンディアン [big endian]
(情報関連)
複数バイトにまたがるデータをどのように配置するかを示すルール。
ビッグエンディアンでは、上位のバイトを先に配置する。
例えば、&01234567という4バイトのデータは &01 &23 &45 &67 という順に配置される。
→リトルエンディアン
ピッチベンド [pitch bend]
(DTM関連)
音程を変化させるための情報。
MIDIにおいては、MIDIチャネル毎に-8192~+8191までの値を持ち、当該MIDIチャネルを介して発音している音全てが影響を受ける。
GM規格では、ピッチベンドによる音程変化範囲の初期値は(何故か)上下2半音と決められている。変化範囲はGM規格により少なくとも上下12半音までは保証されており、足りないときはRPNを使って再設定する。
→RPN
ビット [bit]
(情報関連)
BInary digiTの略称で、コンピュータにおける情報量の最小単位。
あらゆるデータは、on か off の2通りしかない電気信号を組み合わせて表現する。
1ビットだけではせいぜいyesかnoかの区別程度しかつけられないが、2つ組み合わせれば4通り、3つ組み合わせれば8通り…という具合に増やすことができる。ここで組み合わせられる数をビットという単位量で表す。
→ニブル
→バイト
→ワード
フラグ [flag]
(情報関連)
1ビットの情報で表すことのできるデータ。
ものにより、on/offだったり、yes/noだったり、in/outだったり意味付けは様々。
DualMusikにおいては、単一のフラグを番号で表す場合と複数のフラグをまとめて数値(フラグの集合を複数桁の2進数とみる)として扱う場合がある。
→ビット
分解能 [division]
(DTM関連)
基準とする長さをいくつに細分するかを示すもの。
DualMusikでは1分音符(4分音符ではないことに注意)に相当するステップ数を指す。
プレッシャ [pressure]
(DTM関連)
XGではアフタータッチと呼ぶ。
ノートオン状態にある音に変化をつけるためのものではあるが、GSにおいては初期設定では何も効果がなく、SysExで設定してやらないと無意味なため逸般的ではある。
→SysEx
プログラムチェンジ [program change]
(DTM関連)
音色変更に相当するMIDIメッセージ。
何故"プログラム"なのかは謎。
0~127(1~128で表現されるものもある)に128種類の音色が割り当てられている。
しかし、これでは少ないのでドラムセットとして扱ったり、バンクセレクトで拡張していたりもする。
→バンクセレクト
補間 [interpolation]
(数学関連)
定まっている近隣の値をもとに、定まっていない部分の値を推測すること。
"内挿"と呼ばれることもある。
→エルミート補間
→スプライン補間
→リニア補間
→補完
補完 [complement]
(一般)
足りない部分を補って完全なものにすること。
補間とは混同しがちだが、別物。
→補間
ホワイトスペース [white space]
(情報関連)
プログラミング言語において、文字間の区切りに使われる空白符号のこと。
これ自体に意味はもたないが、区切りを明示することによって曖昧な解釈を解消したり、レイアウトを整えるために使われる。
これをネタにしたWhitespaceなるジョーク言語があるのは余談。
DualMusikでは半角スペース,タブ,改行がホワイトスペースとなる。
リソース [resource]
(情報関連)
資源。主にメモリとかディヴァイスとかプロセサとか。
リニア補間 [linear interpolation]
(数学関連)
隣接する2つの値は直線で結ばれたものとして補間すること。
→補間
レジスタ [registor]
(情報関連)
データを格納しておくところ。
ワード [word]
(情報関連)
プロセッサなどが扱うデータ量の基本単位。
x86系プロセッサでは1ワード=16ビット,MISC系プロセッサでは1ワード=32ビットというように一定した量ではない。
DualMusikでは、1ワード=16ビットとして扱う。
→ニブル
→バイト
→ビット
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